ホロス2050 未来会議⑫
第12章 ホロス2050のまとめ/BEGINNING(最終回)
われわれは<始まっていく>そのとば口にいるのだ
2018年6月14日(木)19:30より御茶ノ水デジタルハリウッド大学において、第12回 ホロス2050 未来会議「第12章 ホロス2050のまとめ/BEGINNING(始まっていく)」(最終回)を開催します。「ホロス2050未来会議」は、インターネット社会の未来を12章/12のキーワードで紐解くというユニークな構成で世界的な話題作となった『<インターネット>の次に来るもの』(米国『WIRED』創刊編集長ケヴィン・ケリー著/服部桂訳・NHK出版)をベースに、2017年5月から12回シリーズで開催してきましたが、いよいよ最終回を迎えます。この会議名に冠した「ホロス」とはギリシャ語で「全体」を意味する言葉で、ケヴィン・ケリーが第12章において「やがて地球全体が、全人類の集合的知能と全マシンの集合的行動が結び付いたもの”=ホロス(Holos)になる未来がやってくるであろう」と述べていることに由来しています。最終回の第12回は、ゲストに同著の編集を担当したNHK出版の松島倫明さんをお迎えして、杉山知之デジタルハリウッド大学学長と、ホロス2050未来会議の発起人3名(服部桂、橋本大也、高木利弘)が勢揃いし、ケヴィン・ケリーの云う「われわれは<始まっていく>そのとば口にいるのだ」とはどういうことなのか、というテーマを深掘りしていきます。過去11回のホロス2050未来会議を振り返りながら、最後のまとめとして、私たちはインターネット社会の未来をどう考えたらいいのか、どう行動していったらいいのかといったことについて、参加者の皆さんと一緒に考えてゆきたいと思います。
松島倫明(まつしま みちあき)
『WIRED日本版』編集長。1996年NHK出版入社。書籍編集者として主に翻訳書の版権取得・編集・プロモーションなどを幅広く行う。手がけたタイトルに、デジタル社会のパラダイムシフトを捉えたベストセラー『FREE』『SHARE』『MAKERS』『シンギュラリティは近い』のほか、2015年ビジネス書大賞受賞の『ZERO to ONE』や『限界費用ゼロ社会』、Amazon.com年間ベストブックの『〈インターネット〉の次に来るもの』がある一方、世界的ベストセラー『BORN TO RUN 走るために生まれた』の邦訳版を手がけて自身もトレイルランナーとなり、いまは鎌倉に移住し裏山のトレイルを走っている。『脳を鍛えるには運動しかない!』『GO WILD 野生の体を取り戻せ!』『マインドフル・ワーク』『NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる』など、身体性に根ざした一連のタイトルで、新しいライフスタイルとウェルビーイングの可能性を提示してきた。2018年6月より現職。
杉山知之(すぎやま ともゆき)
デジタルハリウッド大学学長。日本大学理工学部建築学科卒業、大学院理工学研究科修了後、日本大学理工学部助手となり、コンピューターシミュレーションによる建築音響設計を手がける。代表作にBunkamuraオーチャードホール・コクーンホール、名古屋総合体育館、京都府民ホールなど多数。その後、MITメディア・ラボ客員研究員、国際メディア研究財団準備事務所・主任研究員、日本大学短期大学専任講師を経てデジタルハリウッドを設立。著書『クール・ジャパン世界が買いたがる日本』(祥伝社)など多数。
橋本大也(はしもと だいや)
デジタルハリウッド大学教授。メディアライブラリー館長。ビッグデータと人工知能の技術ベンチャー企業データセクション株式会社の創業者。同社を上場させた後、顧問に就任し、教育者、事業家に転進。教育とITの領域でイノベーションを追求している。 著書に『データサイエンティスト データ分析で会社を動かす知的仕事人』(SB新書)『情報力』(翔泳社)など。書評ブログを10年間執筆しており、書評集として「情報考学 Web時代の羅針盤 213 冊」(主婦と生活社) がある。多摩大学大学院客員教授。早稲田情報技術研究所取締役。
服部桂(はっとり かつら)
ジャーナリスト、翻訳者。1951年生まれ。1978年に朝日新聞に入社。米MITメディアラボ客員研究員、科学部を経て、『ASAHIパソコン』副編集長、『PASO編集長』などを歴任。『<インターネット>の次に来るもの』他、翻訳書、著書多数。「ホロス2050」発起人のひとり。
高木利弘(たかぎ としひろ)
株式会社クリエイシオン代表取締役。1955年生まれ。1986年、日本で最初のMacintosh専門誌『MACワールド日本版』を創刊。1987年、『MACLIFE』を創刊。代表的な著書には、『The History of Jobs & Apple』『ジョブズ伝説』などがある。「ホロス2050」発起人のひとり。
日時:
2018年6月14日(木)19:30~21:50(受付開始 19:15)21:10〜21:50 懇親会
場所:
御茶ノ水 デジタルハリウッド大学駿河台キャンパス 3F(アクセス)
料金:
一般
前売り 4,000円(Peatix) 当日 4,500円(受付)
学生
前売り 1,000円(Peatix) 当日 1,500円(受付)
お問合せ:
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ホロス2050とは?
「ホロス2050」は、ケヴィン・ケリーが『<インターネット>の次に来るもの』(服部桂 訳/NHK出版)の中で予測した未来社会「ホロス」が2050年にどうなっているかを皆で予測し、皆で一緒によりよい未来社会を創造していこうという「未来・予測・創造・プロジェクト」です。2017年5月より月1、2回のペースで年12回、「ケヴィン・ケリーの12章」と題した未来会議を開催。ケヴィン・ケリーをはじめ国内外のヴィジョナリーを招聘し、その知見を共有しながら、「ホロス」実現に向けたミッションをひとつひとつ具体化してきました。
テーマは「2050年のホロスはディストピアか? ユートピアか?」
参加者の皆さんと一緒に、SF映画「ホロス2050」共同製作の実現を目指します。
■未来会議「ケヴィン・ケリーの12章」
第1章 ホロス2050とは?/BECOMING(なっていく) 2017.5.11開催
第2章 人工知能の現在/COGNIFYING(認知化していく) 2017.6.2開催
第3章 コンテンツ産業の変容/FLOWING(流れていく) 2017.7.18開催
第4章 グーテンベルクの終焉/SCREENING(画面で読んでいく) 2017.9.8開催
第5章 所有権よりアクセス権/ACCESSING(アクセスしていく) 2017.10.17開催
第6章 ポストマネー、ポスト近代/SHARING(共有していく) 2017.11.30開催
第7章 情報過多時代の人生論/FILTERING(フィルターしていく)2017.12.14開催
第8章 さよならシリコンバレー新ビジネス/REMIXING(リミックスしていく)2018.1.11開催
第9章 VRとウェアラブル/INTERACTING(インタラクションしていく)2018.2.15開催
第10章 監視社会とプライバシー/TRACKING(追跡していく)2018.3.8開催
第11章 21世紀の知の行方/QUESTIONING(疑問を生んでいく)2018.5.31開催予定
第12章 ホロス2050のまとめ/BEGINNING(始まっていく)2018.6.14開催予定
※2017年5月から月1、2回のペースで開催
発起人:服部桂、高木利弘、橋本大也 Senior Maverick:ケヴィン・ケリー
協賛:デジタルハリウッド大学・大学院