2017年10月22日、株式会社テーブルクロス代表の城宝薫さんは、飲食店を予約するだけで途上国に給食を届けることができるグルメアプリ「テーブルクロス」の成果について大阪市で講演。「これまでに4万食以上を届けてきた。途上国に給食を届け続けるためには、利益を生み出し続けることが何より大切」と語りました。アプリを立ち上げたのは2年半前の2015年3月。2017年7月末までで累計4万2000食以上(約130万円)の給食を途上国に届けてきたとのこと。城宝さんが目指しているのは、利益の創造と社会貢献が一体化した「共通価値の創造(CSV)」。
11/30(木)開催予定の『WIRED』創刊編集長ケヴィン・ケリー『<インターネット>の次に来るもの』をベースにした「第6回ホロス2050未来会議」(チケットのご予約は、http://holos2050-1706.peatix.com/ まで)では、こうした飲食店の課題解決と途上国の課題解決という『二兎』を追う形で「共通価値の創造(CSV)」を具体的に実践しているテーブルクロス城宝薫さんに登壇していただきます。テーマは「ポストマネー、ポスト近代/SHARING〜デジタル社会主義に国家は出てこない〜」。いわゆる「シェアリング・エコノミーの最前線」というホット・イシューについて、永遠の名作映画「この世界の片隅に」の映画館上映を可能にしたクラウドファンディングサービス「Makuake」運営会社(株)マクアケ代表取締役社長の中山亮太郎さん、データセクション創業者にしてデジタルハリウッド大学教授の橋本大也さんを交え、参加者のみなさんと一緒に考えていきます。ご関心のある方は、ぜひこの機会にご参加ください。
■グルメアプリ「テーブルクロス」で途上国に届けた給食4万食以上! ビジネスにこだわる城宝薫氏の挑戦
https://www.ganas.or.jp/20171022tablecross/
>飲食店を予約するだけで途上国に給食を届けることができるグルメアプリ「テーブルクロス」の成果について大阪市で講演
>これまでに4万食以上を届けてきた
>途上国に給食を届け続けるためには、利益を生み出し続けることが何より大切
>テーブルクロスは「食べログ」や「ぐるなび」のような飲食店予約アプリ
>他のアプリとの違いは、消費者がテーブルクロスを利用すると社会貢献ができる点
>アプリに載っている飲食店に予約が入ると、1人が1回予約するたびに180円を広告費として飲食店から得る
>そのうちの30円(途上国の給食約1食分)を、アジア協会アジア友の会(JAFS)など、テーブルクロスが提携する9の国際協力NGOに寄付し、途上国の子どもたちに給食として届けてもらう
>ボランティアや寄付では支援の継続が難しい。途上国の子どもたちのお腹を満たすことができない
>城宝氏が強く意識するのは、利益の創造と社会貢献が一体化した「共通価値の創造(CSV)」
>CSVは、米ハーバード大学のマイケル・ポーター教授が2011年に提唱した考え方
>企業のサービスを利用することで、消費者も間接的に社会貢献するというのがミソ
>企業、社会問題に苦しむ人、消費者の3者が利益を得られる
>城宝氏は「CSVを日本に普及させ、テーブルクロスのような一民間企業から社会を変えていきたい」と意気込む
>高校1年生の時に障害者を支援する米国のNGOを訪問
>寄付を増やすことよりも「いかに職員の賃金を払うか」という議論が多いことに衝撃
>途上国支援を継続するには利益を生み出し続けなければならない
>飲食店の課題解決と途上国の課題解決という『二兎』を追い続けたい